2011/05/30

日本人として海外で働くということ

大分、更新が滞りました!

前回更新したのが、4月10日だったので、もう1ヶ月半以上が
経ってしまったことになりますね。


この間、
1:ホイアンチャリティーコンサート開催
2:夏のツアーへ向けた準備
3:フエ外大の4年生卒業準備
4:期末試験
・・・などなど、目の前のことに追われまくっておりました。
ブログは、自身を振り返る機会にもなるので、意識的に書く時間を増やしていきます。

さて、最近良く考えることとして「日本人として海外で働くこと」
について思うところがあるので、書き留めておきたい。

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*よく行くカフェの小僧。英語ペラペラ。最近は日本語で「マタキタノ?」と言われる。

今、自分がいるフエという街は、日本人であることがある程度の価値になる地域の
ひとつであると思う。
それは、このブログで何度も書いてきたので、今回は割愛する。

ここで働きはじめた当初は「日本人であることが価値になるなんてラッキーだな」
くらいに思っていた。
けれども、それはラッキーでも何でもないことなんだと最近感じている。


つまり、日本人が価値になるということは、ベトナム人からの見本になるからであって、
ベトナム人と同じような仕事の仕方をしていてはだめなんだ。
こちらに住んで何年も経っている方にとっては当たり前なことだと思うが、
ようやく気づきはじめてきた自分。。。


ベトナム人の方たちが思う日本人像は大体以下3点である。
・時間厳守
・約束は必ず守る
・まかされた仕事は最後までやり抜く

「なんだそんなの当たり前じゃん」

と思われる方が多いかと思うが、その当たり前が当たり前ではないベトナムだからこそ
日本人であるだけで価値が出るということである。

ほかにも日本人の当たり前レベルは、異常に高いことがあるため、
そういう意味でも、ある程度の日本人としての教育を受けてきた人であれば、
海外は思った以上に身近な存在であるということは一貫して伝えていきたい。


しかし、決して誰でもいいというわけではない。

語学が出来なくても、特別なビジネススキルがなくても、海外では働ける可能性はある。
とはいえ、海外では必ず「日本人」として周りから見られるため、それ相応の行動が
強く求められてくる。
上記はその代表的な例である。

正直、僕はこの一年で結構失敗してきている。
時間に遅れてしまったこともあるし、約束を破ってしまったこともある。

これは、特に対ベトナム人に対してやってしまうと、
個人レベルの問題ではなく、「日本人」そのもののイメージの損失にも繋がってしまう。

周りに日本人が少ないからこそ、価値が出る反面、そんな行動をしてしまうと、
大きな不利益となってしまうのだ。

日本ではあくまで「個人対個人」の問題で済むとしても、こちらではそうはいかない。

日本人として海外で働くということは、「日本」を背負って働かなければならない。

数々の失敗をして、こうしたことを強く感じている。

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*晴れた日のフエの様子。綺麗だなー




時々、有り難いことにブログ経由から、
「いきなり海外で働くのはありなのでしょうか」と質問を頂くことが
多くなってきた。

正直、いきなりありかなしかで言われると、個人によるので
何ともいえませんが、、、

ひとつ思うのは、こうした日本人として求められる
働き方が出来ないのであれば、日本にいたほうが良いと言う事である。


「おいおい、じゃあ君はどうなんだね」

こういう質問は最で、僕だって出来ているかといわれれば、Noである。
けれども、こうして失敗してきてようやく気づけたことであるからこそ、
このブログを通じて、伝えていくことが出来るのだ(言い訳!?)。

とはいえ、幸いにも、自分の周りにはこうした苦言をわざわざおっしゃってくれる
方々がいる。

会社の上司でもないにも関わらず、「日本人」であるだけで、
言っていただけるのは本当に恵まれている。
Mさん、Fさん、本当にありがとう御座います。


ということで本日は以上。
今週はホーチミン出張です!
久しぶりの都会なので、ウキウキです笑。

Hen gap lai!


川村



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Posted by やっつ at 01:24│Comments(0)フエの日常
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